UNDERTALE、難しいですよね。
大体、RPGってのは、反射神経とか精密な操作みたいな能力が低くても何とかなると思って始めるわけなのに、ずいぶんと話が違うわけですよ。
しかも困ったことに、このゲームのゲーム体験って、ほかのゲームに比べて、自分でちゃんとやってこそ味わえる部分があるんですよね。動画で見ちゃうと半減しちゃう何かがあるというか。
というわけで、適性のない私がいろんなサイトを見たり動画を見たりして使えそうなら裏技も全投入する勢いで七転八倒しながらクリアした経験を踏まえて、「こういう風に言ってくれればもうちょっと早くクリアできたかなー」みたいなヒントをいくらかでも書くことで、難しくて投げ出しそうな方が1人でも前に進めて、この素晴らしい最低な体験をできればいいなと思ってこのようなエントリを書くことにしました。
いわゆる初心者の方向けのとりあえずクリアしましょう記事ということで。大丈夫。スプラトゥーンでB帯が限界の私にできたのだからあなたもできる。
前置きが長くなりましたが、このエントリは不死身のアンダインさん、次のエントリで最後のあの人という形で書いていければと考えております。
というわけで不死身のアンダインさんです。
1 基礎知識以前のコツみたいなもの
クリアできないところをクリアするためには、パターンの把握は必須です。しかしそれは必要条件であっても十分条件ではありません。
STGでも各局面のパターン把握だけでは不十分で、そもそも弾幕の基礎知識がないとなかなか避けられないのと同じですね。
世の中には不死身のアンダインを初見でクリアした変態さんや、パターンさえ覚えれば楽勝という名人様もいますが、私にはとても無理でした。
動画見ただけじゃ「こんな上手くできたら苦労はないよ」で終わりなのです。
そこで、私が知識以前の部分で困ったところとどうやって抜けたか、自分的なコツみたいなものを記しておこうと思います。
このバトルでしか通用しないものもありますし、多分に漠然とした話もありますが、ご容赦ください。
・パターンの順番を覚えられない
単発なら捌けてもやってるうちにパターンの順序が頭の中でごちゃごちゃになり、どの順番でどんなパターンが来るかが覚えられず、ABCだと思い込んでいたらACBと来ちゃって大怪我する奴ですね。とてもよくあります。
これは、スマホでパターンが記されたホームページを開いておき、1ターン終わるごとに確認すれば問題ありません。
目先の1ターンのことだけに集中し、1ターン終わるごとに次に何が起きるかをgifアニメと解説文で把握、gifアニメに合わせて十字キーなりスティックなりでイメージトレーニングをし、ゲーム内で本番をやれば格段に精度が上がります。
記憶に頼ると記憶違いがあったりで対応をミスることがままあり、集中力も削がれるので成功率も下がり、モチベーションも下がりやすいですが、一つ一つやれれば意外とできるところが増えていき、さらに前に進めるという寸法。
・正しい動き方が分かっても、盾を動かすのが追いつかない
パターンの順序以前に、単発のパターンの中で盾を動かすのが追い付かない問題。
これは、矢印を見ず、ガードできた瞬間を音で判断して動くことで対応できます。目に頼ると、ちゃんと弾けたか確認してから動かしたくなるので次が追いつかないんですよね。
まず動画を見て、成功した場合どれだけの間隔で音が鳴るか把握。そのペースで十字キーを触ってみて、実機でやるときは目を瞑り、音が鳴ったら次の方向を押すことだけに集中。弾けたかどうかは絶対目で確認しない。これを心がけてかなり成功率が上がりました。
ターンによってはランダムに飛んでくる赤色矢印に反応して押さなきゃいけない局面もあり、その時は見ないわけにもいかないのですが、その場合も音が鳴ったら次の赤色矢印方向を押すことだけに集中し、ガードできたかを目視で確認しないことが大事。
・慌てて逃げてかえって敵の攻撃に頭から突っ込む
盾ではなく自分が攻撃から逃げ回る場合に、慌てて動いて矢印に突っ込んでしまう問題。
これの原因は、
・攻撃の被弾範囲を把握できておらず、攻撃からとにかく闇雲に逃げ回ってしまう
・どう逃げていいかわからない
・前が見えてない
あたりが原因。
こちらについては、
・安全地帯の把握
・避けられるタイミングで避ける
・最小限の距離で避ける
・動き方を決めておく
あたりを心がけると良いかと思います。
・安全地帯について
STGの基本ですね。どんなふうに攻撃されても実は絶対に弾が当たらない場所があります。今回は、5ターン目のみ、絶対に攻撃が当たらない箇所があるので、可能ならそこに逃げ込みます。
・避けられるタイミングで避ける
弾によっては回転しながら自分を狙ってきたり、発射ギリギリまで自分を追尾してきたり、いろんなパターンがあります。
最初から全力で動いても避けにくい場合でも、避けられるタイミングで避ければ少しの距離の移動で避けられることもあります。
・最小距離で避ける
上記とも関連しますが、自分に向かって飛んでくる弾に対し、その直線と同じ角度で逃げても弾速と自機の速度差ですぐに追い付かれますし、角度が小さいと安全圏に逃げられるまで時間がかかり、次の攻撃への対応が遅れます。可能であれば弾が飛んでくる角度と直角に近くなるようなコースで避けたいところ。
・動き方を決めておく
弾に狙われてから逃げ方を決めるのは最終的にはそうなんですが、基本的にどう動き回るのかは簡単に前もって決めておいた方が良いです(壁近くを時計回りに逃げる、とか)。ただでさえ余裕がないので、「どちらへむかって」を頑張って考えているとどんどん余裕がなくなるためです。
・1発食らうとまただめかと心が折れる
STGでは一発ダメージを貰うと攻撃力が初期値に下がることがあります。また、アンダイン戦も難しいので極力完璧にやらねば、と思ってしまいがちです。しかしこのゲームはボムがないので食らう時は食らいますし、ある程度食らってもクリアできるバランスにはなっています。
毎回のチャレンジを「今回絶対クリアする」というより、「ある程度攻撃を喰らっても回復アイテムをどんどん注ぎ込んで技術アップに励む」方が、結果的にクリアには近づきます。
あとでお伝えする動画の配信者さんが「100点なんて目指さない」と言っていますが、至言です。
2 基礎知識
パターン把握用のサイト
https://gamepedia.jp/undertale/archives/91
初心者向け動画
上のサイトはパターン別にgif画像が掲載されていて、下の動画はgifだけでは把握しにくい動き方のヒントをつかむのに役立ちます。いくつか見た中ではこの2つが一番参考になりました。
3 もっていくものと、使っちゃいけないもの
動画などを見ると、色々と持っていかなければいけないような感じですが、バレエシューズにせよ、捨てられたキッシュにせよ、アンダイン戦前でセーブしてしまうともう取りに戻れません。
もちろんあればあるに越したことはないんですが、私ですらなしでどうにかなったので、今から確保できるものだけで大丈夫です。
◯武器
やぶれたノート
◯防具
曇ったメガネ
◯回復アイテム
ビチャビチャ
残りは全てシナモンキーで可
全てウォーターフェルで入手可能。
武器防具はそれぞれの攻防数値より無敵時間を優先。苦手パターンだと避けられず何回も被弾する可能性があるが、同じ攻撃の回で複数回ダメージをもらうようだと厳しいので、攻撃力が下がっても無敵時間が長い方が勝算は高い気がします。
バレエシューズが拾えていれば、もう少し短期決戦にできるのかもしれませんが…
回復アイテムについては、ビチャビチャは使うと回復+当該バトル中速度アップ、シナモンキーは単純な回復アイテム。移動して避けるタイプの攻撃は、弾速と自機の移動速度の差が大きいので、少しでも速度を上げると難易度が大きく変化します。
逆に、使わない方が良いものは、以下の通り。
・バタースコッチパイ
・雪だるまのかけら
アンダイン戦はしんどいので手を出したくなりますが、後がもっとしんどいので我慢した方がベター。
間違って使ってしまうのも嫌なので、異次元ボックスに放り込んでおくと良い。
4 各ターンの処理の仕方
1ターン目
gif画像は上記サイトより(以下同じ)
上2回→右から上まで時計回り→左下右下左の順で飛んできます。
あらかじめ指の動きを練習しておき、矢印を見ずに音がしたら次の方向キーを入れていきます。
全部の音を確認する必要はなく、何度か練習して適切な速度を身につけ、最初の2回の後はそのペースで押していくと良いです。
慣れればほぼノーダメでいけるはず。
2ターン目
左右左左右右左右、その後は右左右左の繰り返し。
早いので、最初の音を聞いてからとにかく頑張って次のキーを押していくくらいで良いのですが、同じ方向が続く時が2回あるのでそこだけは注意が必要。
こちらも慣れればノーダメでいける。
3ターン目
ランダムです。着弾音を確認しつつ、赤矢印の方向をひたすら押していきます。集中力のギアを上げれば運良くノーダメでいける時もありますが、難しいので無傷で抜ける必要はありません。
4ターン目
自機を狙って次々と槍が飛んできます。
STGだと自機狙いの弾は少しずつ動いて避ける「ちょん避け」がセオリーですが、このゲームは自機の当たり判定が大きいのと自機の速度が遅いので、動きっぱなしでいた方が無難。
常に一定方向にぐるぐる回りながら最新の弾からは角度をつけて逃げる。ちゃんと避けられたかは確認せず、できるだけ早く意識を次の弾に向けるという意識でやっていました。
スペースの広い方ないし弾幕の薄い方に避けろと書いてあるサイトも多いですが、それだと前方から飛んでくる弾に意識が向かず頭から突っ込んでしまうことが多いので、自分は採用しませんでした。
無傷でいければ御の字くらいで、2発もらわないようにするのが大事。
5ターン目
下から飛んでくる槍を左右に避けます。自機狙いではなくランダム。
実は一番左の着弾地点とその右の着弾地点の間に安全地帯があり、そこに逃げ込めれば何もしなくてもノーダメですが、何気に判定がシビアなので、うまく入れた自信がなければ大人しく左右に避けた方がベターです。
慣れればノーダメでいける。
6ターン目
なぜか矢印の色が意味をなしていない。
左上右下左右左上下の順番を覚えて、音を頼りに方向キーを押すことに専念。
慣れればノーダメでいける。
7ターン目
早すぎ。こんなん反応できるか!
上上上上左上上上上右上上上上左上上上上右上上上
うまくいってる動画を見て、きききんきんきききんきん…という音を覚える→音と音との間で盾を動かす指の練習→本番で慣れる
という工程で突破。
慣れればノーダメでいけるが、できるようになった後も、タイミングがシビアで割とよくミスる。
8ターン目
矢印を見ると混乱しがち。
矢印なんか見ないで左上左上左上左上右下右下右下右下の順で対応する。
これは慣れれば安定してノーダメでいける。
9ターン目、10ターン目
避けられるかこんなもん!と思いますが、実は槍の回転自体は途中で止まっていて、途中からは単にまっすぐ飛んでくるだけです。
回転が止まってから隙間を塗って脱出すれば良い…というのは簡単ですが、脱出が遅れると感覚が狭くなりすぎて被弾します。
私は最後まで安定はしませんでした。
11ターン目
矢印を見ると混乱しますし、そんな無駄な集中力を使う必要はないです。
矢印は見ずに、音で判断して左下右上上左下右上右左下の順番で入力。
慣れればノーダメでいけます。
12ターン目
矢印は見ずに、左右上上左右下下左右上上左右下下と入力。
慣れたらノーダメでいけますし、これをミスるようなら疲れてるので休憩して翌日に回した方がいい。
13ターン目
左右下上右左上下左右下上右左の順。
一個入力したら必ず逆を入力するので、慣れれば簡単。11ターン目以降は固定パターンが優しくなっていてありがたい。
14ターン目
3ターン目同様ランダム。赤矢印にひたすら集中する。
複数回ダメージをもらわないように。
15ターン目
自機狙いの矢印が回らない代わりに壁で跳ね返るパターン。
できるだけ大きく回るイメージで、新手が出るたびに進行方向を微修正。
跳ね返る矢印は思い切って無視し、多少の被弾は覚悟して、前からくるやつに頭から突っ込むのを避ける意識を強く持つと、比較的安定します。
16ターン目以降
赤ハートパターンの攻撃がランダムに飛んでくる。5ターン目の下からくるやつが個人的には一番楽なので、ひたすらこれを引くことを祈りつつ、回復アイテムも注ぎ込みながらトドメを目指しましょう。
なんのかんのといいつつ、慣れてくるとノーダメを狙えるパターンも結構あり、厳しいものはある程度捨てて単発ダメージになるように…というといかにも簡単みたいですが、単独だとノーダメを狙えても、例えば一つの成功率が1/2なら、3パターン連続無傷の確率はわずか12.5%です。
個々の精度を上げつつひたすら当たりが出るまで粘る。
私はこの方法で、一週間の通勤電車で不死身のアンダインを撃破しました。
皆様のUNDERTALEライフが良いものとなりますように。